◆ FARGO ◆ 2014年4月 アメリカ
Season1 10:モートンの熊手 Morton’s Fork
自社(ナイガード保険事務所)で妻リンダが殺し屋ローン・マルヴォに射殺された様子を目にし、車の中で怯えるレスター・ナイガード。
レスターはマルヴォが事務所を去ったことを確認してから、所内に入り、金庫の中の現金とパスポートを取り出します。
その後、自身のアリバイ作りのために、近くにあったルーのダイナーに向かうレスター。
レスターはルーのダイナーで、リンダと自分の2人分のサンドイッチとジンジャーエールを注文し、その後席を立ち警察に事件の通報をします。
席に戻ったレスターに、今日、妙な男が訪ねてきたことを知らせる店主ルー。
自宅で家族団らんを過ごしているモリー・ソルヴァーソン副署長の元に、ナイガード保険事務所で殺人があったと連絡が入ります。
現場に駆け付けるモリー…しばらくしてレスターが駆け付け、初めて見た事件のように、失意の演技を始めます。
レスターに事情聴取をする為に、警察へと同行してもらうモリー。
警察の無線を傍受し、事件の様子を伺うマルヴォ…そこでFBIが事件に絡んできていることを知ります。
警察署、モリーの元に慌てて駆け付ける父ルー。
ルーはモリーに、レスターを尋ねて奇妙な男が店に現れたことを話します…マルヴォの写真を見せて、マルヴォ本人であることをルーに確認するモリー。
ルーは事件の異常さに気付き、モリーの家族を守ることを伝え、警察署を後にします。
FBIと共にレスターに事情聴取を行うモリー。
ですがレスターはこの期に及んでも、白を切り通します。
主要幹線道路に警察を配備してマルヴォを捕まえようとするモリー。
自宅にルーが銃を持って駆け付けたことから、マルヴォが町に戻りモリーが捕まえようとしていることを知るモリーの夫ガス。
急いで、警察署に向かうガス…ガスは、身重のモリーに連絡をし、家族を失う悲劇がおこらないためにも、現場へは出ていかないようにと懇願します。
モリーに連絡後、森の中にあった一軒家の前にマルヴォのものと思われる赤のBMWを見つけるガス。
マルヴォが家から立ち去った後、中へ様子を伺いに入り込みます。
警察署、平和だと思っていた田舎町なのに凶悪犯罪が多く、心が付いていけなくなってしまうビル・オズワルト署長…モリーに後任になってくれないかと、退職の相談をします…気弱になっているビルを元気づけるモリー。
FBIの動向を知るために、ベミジー警察署に連絡し、捜査官の名前を聞き出すマルヴォ。
名前を聞き出したマルヴォはFBIに連絡し、救援要請の中止を伝えます…。
その後、車販売店で、試乗車に乗り換えるマルヴォ。
警察署、モリーはマルヴォをおびき寄せるために、レスターを解放します。
FBIのバッジ、ペッパーと共に自宅へ戻るレスター…その後ろをマルヴォの車がこっそりつけてゆきます。
警察署で各部隊からの連絡を待っているモリーでしたが、どうしても気になり、自らレスターの自宅へと向かいます。
レスターの自宅前で、マルヴォが現れるのを待つFBIの2人。
そこにマルヴォの車が現れます…銃を持って警戒するバッジとペッパーでしたが、運転しているのはマルヴォではなく販売店のオーナー。
マルヴォは2人の背後から現れ、銃殺してしまいます。
窓から外の様子を伺ったレスターはバッジとペッパーがマルヴォに殺されたことに気付きます。
慌てて警察に連絡するレスター…家の中に忍び込んだマルヴォは、レスターが電話をしているのに気づき2階へ…
ですがそこにはレスターはおらず、レスターの仕掛けた熊の罠にかかるマルヴォ…レスターはマルヴォが罠にかかったことに気付き、マルヴォを撃とうと立ち向かいますが、マルヴォに反撃され逃げだします。
しばらく家の中に隠れていたレスターでしたが、マルヴォが罠から抜けて居なくなったことに気付き驚きます。
ですが、マルヴォの血痕が家の外に続いていることを確認し、ひとまず安心するレスター。
いったん隠れ家に戻るマルヴォ…怪我をした足を自分で治療し、やっと落ち着きを取り戻します。
そこに、家の中に隠れてマルヴォが戻ってくるのを待っていたガスが現れます。
マルヴォに向けて銃の引き金を引き、マルヴォを仕留めるガス。
ガスからの連絡を受けて、駆け付ける警察官達…モリーはガスの無事を見て安心します。
隠れ家の中で息絶えているマルヴォ…マルヴォの所持品から、レスターが妻パールを殺した証拠となる電話録音テープが出てきます。
2週間後、モンタナ州グレーシャー国立公園、警察に追いかけれている逃亡中のレスター…レスターは森の中に逃げて行き、氷の張った湖に落ちてしまいます。
自宅、逃亡中のレスターが凍った湖に落ちた報告をうけるモリー。
事件は全て解決し、モリーは夫ガス、娘グレタと共に、安心して幸せな団らん時間を過ごすのでした。
【つぶやき】
シーズン1のラストです。
最後まで、ずっとハラハラし通しでした~。
FBIの2人…やっぱ、役に立たなかったな…駄目だったな…。
最後に殺し屋マルヴォを仕留めたのは、モリーの夫となったガス…臆病だったはずのガスが、家族を守りたい一心で、マルヴォを追い詰めて倒したって感じですね…ガスの深い家族への愛が感じられました。
家族の愛といえば、モリーの父ルーが銃を持って、モリーの家族=自分の家族を守りに向かうシーンが印象的でした。
そしてこの後に及んでも逃げ惑うレスター…結局、最後は因果応報で凍った湖に落ちて死んだってことなんでしょうね。
様々な方向へと向かう、人間の行動と心理…ファーゴ シーズン1、なかなか面白かったです♪