◆ SHERLOCK ◆ 2012年1月 イギリス

Season2 2:バスカヴィルの犬-2 The Hounds of Baskerville

デュワーズホロウでハウンドを見てしまい、自宅で怯えるヘンリー

ワトソンはシャーロックに、ヘンリーのカウンセラーであるルイーズ・モーテマ先生に、聞き込みをするようにと指示され
ルイーズにヘンリー親子の事を聞き出そうとしますが、途中でボブ・フランクランド博士に邪魔されてしまいます。

翌日、シャーロックとワトソンは、宿でマイクロフトに指示され2人の監視に来た、自称休暇中のグレッグ・レストレード警部に出会います。
ワトソンは、肉のメニューがないのに、肉の仕入れが多い宿の謎をレストレード警部に話し、調査を依頼することに
宿の主人に理由を問い詰めるレストレード警部…主人は、ハウンドの噂が出てから観光客が多くなり、
観光を盛り上げるためにと、森の中に野犬を内緒で飼っていた事を白状しますが、すでに野犬は危険なので処分したと謝罪します。

シャーロックは、再度バスカヴィルの施設を調べる為に、今度はきちんとマイクロフトに事情を話し、正式に施設を尋ねます。
しぶしぶシャーロックとワトソンの調査を受け入れるヴァリモア少佐…
ラボの中を調べていたワトソンは、薬が噴霧されている怪しげな個室に入り込みます
ですが特に異常はなく、さらに、ラボ内を調べるワトソン…すると灯りが消えて、どこからかハウンドの騒ぐ音が…近づいてくるハウンドに怯えるワトソン。
ワトソンからの連絡を受け、駆け付けてくるシャーロック…ですが、そこには何もおらず、シャーロックにより幻覚であることを教えられるワトソン。

シャーロックはプルトン博士の元に行き、光るウサギ事件の依頼が来ている事を引き合いに出し、研究室で顕微鏡を借ります。
プルトン博士は、手違いで娘の元に実験用の光るウサギが渡ってしまった為に、娘に無断で回収したことを認めます。
事件の真相を探す為に、顕微鏡でヘンリー宅にあった砂糖を調べるシャーロック…
ですが、そこには幻覚の元だと考えた麻薬はみつからず、自身の推理が破綻することに…悩んだシャーロックは、自身の中の精神の宮殿で思考整理を始めます。

ヘンリーの家、ルイーズ先生にカウンセリングを受けていたヘンリーは、
ハウンドの恐怖で混乱し、銃を手に取りルイーズに向けて発砲してしまいます。

シャーロックはハウンドという名前から、過去にCIAが実験をしていたプロジェクトハウンドの存在を思い出します。
ヴァリモア少佐のIDを使い、パソコンから重要機密になっているデータ、プロジェクトハウンドの内容を確認するシャーロック
ハウンドとは実験に関わった博士達の名前の頭文字であり、実験内容は、神経に作用する幻覚剤を用いた、敵の心理をコントロールするための兵器開発なのでした。
ですがハウンドの長期使用は被験者を凶暴にしてしまう欠点があり実験は中止…
プロジェクトメンバーの中に、若き日のフランクランド博士の姿を見つけるシャーロック達。

突然、ワトソンの携帯に怯えるルイーズから連絡が入ります…ヘンリーは過去を思いだし、銃を持ち家の外へ走り去ったと助けを求めています。
シャーロックはレストレード警部にも連絡を入れ、ヘンリーが向かったと思われるデュワーズホロウへと向かいます。

デュワーズホロウ、銃を手に自殺をしようとしているヘンリー…シャーロックはヘンリーを見付け、自殺を止め、過去と向き合うように促します。
そこに現れる野犬…幻覚を見るシャーロック達、ただの犬がハウンドに見え、恐怖が襲います…野犬を銃で撃ち始末するレストレード警部…シャーロック達は、恐怖に打ち勝つために、野犬がただの犬だという事を確認します。
改めて過去と向かい合い、全てを思い出すヘンリー…父を殺したのはハウンドではなく、フランクランド博士あることに気付きます。
過去、フランクランド博士は、実験中止が諦められずハウンドの実験を単独で再開しているところを、
ヘンリーの父に見つかってしまった為、口封じに殺してしまったのでした。
そこに現れるフランクランド博士…博士がガスマスクを着けていた為、あたりにただよう霧が幻覚を起こしていることに気付くシャーロック。
逃げるフランクランド博士を追いかけるシャーロック達…フランクランド博士はバスカヴィル施設の地雷原に入ってしまい、絶命してしまうのでした。

事件が解決した翌朝、宿で朝食をとるワトソン、シャーロックがラボでわざと自分に幻覚を見せた事を知り、へそを曲げ、
幻覚を見せたのは砂糖ではなく霧であったとシャーロックのミスを指摘するのでした。

シーンは変わり、刑務所からマイクロフトにより釈放される男…男は異常にシャーロックに執着を持っている様子…。

【つぶやき】
ワトソンに友達じゃないって意地悪言った次の日に、あれは、ワトソン以外は友達はいないってことだよって謝るシャーロック
なんだかワトソンには、強気が通せないシャーロックが可愛らしいです。

ところで今回シャーロックは、ハウンドの幻覚の原因を、ヘンリーの家にあった砂糖に混ざっていた麻薬ではないのか?と勘違いしてしまいます。
そこで、ヘンリーの家にあった砂糖をハドソンに飲ませて、実験をするシャーロック…
それを知って、勘違いしていたシャーロックをなじるワトソン…ワトソンには気の毒ですが、なかなか良いコンビ(笑)

そして、ヘンリーが銃を持って逃げ込んだデュワーズホロウでは、再び犬が現れ、そこに居た皆が幻覚のハウンドに襲われます。
そう、犬は宿の主人が内緒で餌を与えていた野犬…あの主人、犬は処分したと嘘をついてたんですね~。
ややこしいトラップ多すぎです(汗)

今回は、シャーロックとワトソンの仲の良さが伺える、なかなか面白いお話でした。

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