◆ SHERLOCK ◆ 2012年1月 イギリス

Season2 3:ライヘンバッハ・ヒーロー-1 The Hounds of Baskerville

カウンセリングを受けるジョン・ワトソン…カウンセラーに親友であったシャーロック・ホームズが亡くなった悲しみを訴えます。

3ヶ月前…
盗まれた名画ターナー作のライヘンバッハの滝を見付け、その栄誉を称えられるシャーロックとワトソン。
以降も様々な大きな事件を解決してゆくシャーロックは一躍時の人となり、ライヘンバッハ・ヒーローとメディアでも称えられるようになります。

シャーロックの宿敵であるジム・モリアーティがロンドン塔の宝物館に白昼堂々と入り込み、警備システムをハッキングします。
さらに同時刻にイングランド銀行の金庫警備システム、ペントンヒル刑務所の警備システムをハッキング解除するモリアーティ…ロンドンの街では大騒動が起こります。
王冠が飾られたショーケースに「GET SHERLOCK」のメッセージを書き込み、奪った王冠をかぶり警察を待ち受け、自ら進んで逮捕されるモリアーティ。

シャーロックの携帯にモリアーティからメールが入ったことで、慌ててロンドン塔へ駆け付けるシャーロックとワトソン。
そこには、モリアーティ逮捕の為に駆け付けたグレッグ・レストレード警部が…レストレード警部から事件の一部始終を教えられるシャーロック。

数日後、裁判所でモリアーティの公判が始まります。
鑑定人として公判によばれるシャーロック
シャーロックはそこで、スクープを狙う女ジャーナリストのキティ・ライリーに出会いますが、キティの強欲さにあからさまに嫌悪の表情を見せます。
そして裁判…なぜか自らを全く擁護しないモリアーティ…裁判官は有罪の判決を出しますが、陪審員達は皆、なぜか無罪を表明します。
異例の無罪放免となって、刑務所から釈放されるモリアーティ。

釈放後、モリアーティがシャーロックのマンションに現れます。
シャーロックに陪審員達を影で脅迫し、無罪を勝ち取った事を明かすモリアーティ…さらにモリアーティは、シャーロックに最後の戦いを宣言するのでした。

2か月後、ワトソンはシャーロックの兄マイクロフトに呼び出されます。
マイクロフトはワトソンに、2人か住むマンションの近隣に、4人の凶悪な殺し屋が越して来た事を教えます。
さらに、モリアーティがシャーロックに固執していることを告げ、ワトソンにシャーロックを守ってほしいと頼むのでした。

マンションに戻って来たワトソンは、マンションの入り口に一通の封筒を見つけます…中にはパンくずが…。
部屋に戻ると、レストレード警部とサリー・ドノヴァン巡査部長が訪ねてきており、
中米大使ルーカス・ブルールの子息でもある兄マックスと妹クローゼットが、学校の寄宿舎から誘拐された事を告げます。

寄宿学校へと向かうシャーロック達…子供達の部屋を調べると、クローゼットの部屋には封筒に入ったグリム童話、
マックスの部屋には、 アマニ油をこぼして書いた「HELP US」の文字と床に付いた足跡が見つかります。
足跡をたどるシャーロック達でしたが、足跡は途中で途切れてしまっており、後を追う事はできませんでした。

床に残った足跡の痕跡を持ち帰り、病院の研究室で分析をするシャーロック…
分析を手伝っていた研究員のモーリーは、シャーロックの表情がいつになく険しく追い詰められている事に気付き、シャーロックを気遣います。
封筒についてあった封蝋印が、マンションの入り口にあった封筒の封蝋印と同じであることに気付くワトソン…
グリム童話とパンくずから、お菓子の家の童話にたどり着く2人。

床の痕跡から出てきた物質を元に、警察署で情報を集め子供達が連れ去られた場所を調べるシャーロック…
ホームレスからも情報を集め、アドルストンにあるお菓子の廃工場が怪しい事に気付きます。
工場に向かい、子供達を保護しますが、子供達は水銀入りのお菓子を食べており、兄は昏睡状態、妹も心身的トラウマが強く、シャーロックを見て怯えます。
その様子を見て、シャーロックを疑いだすドノヴァン巡査部長…。

子供達から有益な情報を得ることができずに、アパートへタクシーで帰るシャーロック…タクシーのモニターにモリアーティからのメッセージが映されます。
あまりにも頭が切れすぎるシャーロックを警察が疑い出すと指摘するモリアーティ…今までの出来事は全てモリアーティの作戦なのだと気づくシャーロック。
メッセージ動画について問い詰めようと、タクシーから降り運転手に詰め寄ると、運転手はまさかのモリアーティ…
引き留めるシャーロックを無視して、そのまま走り去って行きます。
路上でくやしがるシャーロックの背後に車が迫り、車に轢かれかけたシャーロックを男が助けます…
男に礼を告げ握手するシャーロックでしたが、目の前で男は銃で撃ち殺されてしまいまうのでした。

【つぶやき】
最初から衝撃的なシーンで始まります。
カウンセラーにシャーロックが死んだ悲しみを語ろうとするワトソン…どうゆう事!?
そして3ヶ月前の回想へ…今回のタイトルはライヘンバッハ・ヒーロー…ライヘンバッハというと、そう本家ホームズの亡くなった滝の名前です。
今回は、シャーロックの名誉が浮き沈みする事にもかけているのかなと思われます。
で、面白いのが、警察からシャーロックへの感謝プレゼントが、名探偵シャーロック・ホームズでおなじみの鹿撃ち帽(笑)
このドラマはいろいろなところでクスッと笑わせてくれます♪

なんだか心に残っているのは、モリーがシャーロックを心配するシーン…シャーロックの事が好きなモリー
でもシャーロックからは、自分はワトソンのように仲間の一人としては認識されてないという寂しさがあるんですね…健気なモリーがとても印象深かったです。

しかし、今回からいよいよシャーロックの息の根を本気で止めようと動き出すモリアーティ…ドラマ後半に向けて
どんどん謎かけを仕掛けてくる様子が強敵ぶりを思わせます。
何気に堂々とシャーロックの前に現れるのも、なかなか感じ悪いですよね、絶対、自分からは逃れられないアピールがはんぱないです。
さてさて、後半はどう展開するのか…冒頭シャーロックの死について話しているシーンは、物語にどう繋がってゆくのかが気になります。

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