◆ FARGO  ◆ 2014年4月 アメリカ

Season1 6:ビュリダンのロバ Buridan’s Ass

中華料理店でのファーゴ幹部の集まり、サム・ヘス殺しの犯人殺害を急かすボス。

フェニックス・ファームのスタヴロス・ミロスの元に現金受け渡し指示の電話をドン・チャンフにかけさせる殺し屋ローン・マルヴォ。

ミネソタ最大級の寒波が近づいています。
モリー・ソルヴァーソン副署長は、ガス・グレムリー巡査から、マルヴォがガスの近辺を探っていた事を隣人が気付いたと聞き、心配します。

病院、意識を取り戻したレスター・ナイガードは、自分に警察が張り付いている事に気づきます。
見舞いに来た弟チャズから、自身に妻パールとヴァーン・サーマン署長、サム・ヘス殺しの容疑がかかている事を知らされるレスター。
レスターはチャズに無実を訴えますが、正直に事件の事を警察に話してほしいとチャズに責められてしまいます。
チャズが帰った後、このままでは不利だと感じたレスターは隣のベッドに寝ていた患者になりすまし、病院を抜け出します。

モリーとガスは、最初からマルヴォとレスターが手を組んでいた場合での推理を始めます。
2人は、隣人の見たマルヴォの車がスーパー「フェニックス・ファーム」の社用車であったことから、フェニックス・ファームへ事情聴取に向かうことに…。
フェニックス・ファームに到着した2人、ですが、店長は不在、有効な情報を得ることができません。

現金受け渡し場所の駐車場…恐喝相手を待つスタヴロス…ですが急に気が変わり、駐車場を後にします。

スタヴロスが警察に通報した時の事を考え、チャンフを縛り、近所に発砲し、警察の目を惹きつけさせる作戦を考えるマルヴォ。
チャンプに銃を括り付け、自身はチャンフの家から退散します。

レスターは、自宅に戻り、隠していた妻を殺した際の凶器ハンマーを持ち出します。
弟チャズの家に行き、チャズの銃保管棚に凶器を隠すレスター…さらに捜査を混乱さすために、チャズの銃を息子ゴードーの鞄に隠し入れます。

近隣の通報で、ダルース警察によってチャンフの家が包囲されます。
マルヴォの仕掛けで、家から発砲が起き、警官たちは応戦、家に突入し、銃を持っていたチャンフを撃ち殺してしまいます…車の中で警察無線を盗聴し、その様子を確認するマルヴォ。

直後、マルヴォの車に何者かの車が追突します…その車に乗っていたのはファーゴの殺し屋レンチとナンバーズ…2人の殺し屋から襲われるマルヴォ。
視界の悪い大吹雪の中、車から降りたマルヴォは小屋に隠れたふりをして、追って来たナンバーズを殺し、銃を奪いその場から立ち去ります。
襲撃の銃声を聞きつけ、近くで暖をとっていたモリーとガスが駆け付けます。
ナンバーズの遺体を見付け、さらに騒動の元を追うモリー…ガスも後を追いますが、視界が悪く、戻ってきたモリーを誤って銃で撃ってしまいます。

神の怒りにふれ、今回の恐喝事件が起こったと感じた信心深いスタヴロスは、用意した現金を、昔、大金を拾った同じ場所に埋めて、神へと返します。
その帰り道、事故に遭った車を見付け驚くスタヴロス…横転した車の中では愛する息子が息絶えています…金を神に返したのに、こんな事になってしまうなんてと、深く悲しむスタヴロス…。

病院、凶器を弟チャズの元に隠し終わり、何事もなかったかのように病室のベッドで横たわるレスター。

【つぶやき】
現金受け渡しの日…とうとう、ファーゴの殺し屋ナンバーズとレンチに襲われてしまうマルヴォ。
ナンバーズとレンチが気に入ってきていたので、ここはぜひ頑張ってほしいと期待していたのですが、
マルヴォはさすがに2人を上回る凶悪犯、ナンバーズを殺し、逃げ延びてしまいます。
はぁ~ナンバーズがやられてしまったぁ~…ちょっと残念です。

今回、怖いなぁって思ったのがレスター…
弟チャズに、こんな事になてお荷物だと言われた上に、信じてもらえず犯人扱いされたレスターは
チャズに対して逆恨み?してしまい、チャズの家に凶器を隠して、チャズに罪を押し付けようと考えます。

マルヴォの悪影響を受けたから?追い込まれたから?
どんどん人格の変わってゆくレスターが怖い…!

ちなみにタイトル「ビュリダンのロバ」とは、心理学用語で、目の前の2つの選択肢のうち、一番不幸になる3つ目の選択をしてしまうロバのことのようです。
哲学者ジャン・ビュリダンの名前はがついた思考実験で、空腹のロバが二又の道の先の両方に干し草を見つけますが、どちらがいいか悩んだ末に、どちらも選ばない選択をとてしまうというお話。
これは、現金を神に返すという第三の選択をしたスタヴロスのことなのかな?

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