◆ Vikings ◆ 2017年11月 カナダ・アイルランド
Season5 10:栄光は誰の手に Moments of Vision
スカンディナヴィア カテガット、再びラゲルサ、ビヨルン、ウベ連合軍とハーラル、アイヴァー、ヴィトゼルク連合軍のロロ軍を加えての戦いが始まります。
戦場に寂し気に響くハルフダンが歌う故郷の歌…その歌声を耳にした兄ハーラルもまた、ハルフダンに答えるように歌うのでした…。
この戦いで死ぬかもしれないと考えるラゲルサ…。
アイヴァーに一緒に来た事は間違いだと感じていると指摘され、真実を自身に問いながら戦い続けるヴィトゼルク…。
ウベは戦場でヴィトゼルクとかち合いますが、どうしても弟ヴィトゼルクを殺す事ができず去って行きます。
ビヨルンの妻となったサーミ人のスネフリッドは、ビヨルンとの別れを惜しみながら自身の戦場となる森へ向かいます。
しかし戦いは熾烈を極め、戦場で父スヴァセ王の遺体を目にしたスネフリッドは、後を追うように殺されてしまうのでした…。
兄ハーラルと戦う事が辛いのではとハルフダンを気遣うビヨルン。
ハルフダンはビヨルンとの旅が人生にとって有意義であった事を心深く感謝し、ここで死んでも心残りはないとビヨルンに告げます。
戦場での一瞬の静寂に、ビヨルンと旅をした果てしない砂漠を思い出すハルフダン…。
戦い続けるハルフダンの前に兄ハーラルが現れます…ハルフダンに太刀を浴びせるハーラル…ハーラルは再びヴァルハラで会える事を祈り、ハルフダンの死を悲しむのでした。
アストリッドの回想…ハーラルは妻となったアストリッドに、理想の妃を迎える事ができるようにと、今まで願をかけて伸ばしてきた自身の髪を切るように頼みます。
ハーラルの髪を切りながら、ハーラルの想いを悲しい気持ちで受け止めるアストリッド…。
戦場、トービの前でヴィトゼルクに殺されてしまう、息子グズルム…悲しみに叫ぶトービ…それを見ていたラゲルサは幼少の自身を思い出します。
…怖がる子供の自分をトール神が見ていると勇気づける父…。
そんなラゲルサの前に現れるアストリッド…アストリッドは自身のお腹に子供がいる事を伝え、殺してほしいとラゲルサに訴えます。
ラゲルサに切りかかるアストリッド…ラゲルサはアストリッドを殺してしまいます…愛するアストリッドを失い悲しむラゲルサは、アストリッドの導きをフレイヤへ祈るのでした。
神々の島、トーグリルに殺された息子ブルの葬儀をするエイヴィンド…フロキは悲しみは理解できるが、復讐は考えるなとエイヴィンドを諭し、死と復讐の連鎖を持ち込まないのであれば、立法者にするとエイヴィンドに約束します。
スカンディナヴィア、戦場で皆を鼓舞し、ラゲルサへの復讐を改めて誓うアイヴァー。
カテガットの村、戦場での皆の死を予知で見たマルグレーテは、預言者の元へ行きます。
預言者にウベの王位について尋ねますが、カテガットの王にはならないと話す預言者…それでもマルグレーテはあきらめずに野心をあらわにするのでした。
戦場、義理の息子グズルムの遺体を見つけたビヨルンは、グズルムの死を祈ります…さらなる猛攻撃をアイヴァーの軍に仕掛けようとするビヨルン…ですがビヨルンの背後からは、ロロが出した援軍であるフランク王国の兵士達がなだれ込んできます。
仕方なく撤退を指示するビヨルン。
撤退の道中、ビヨルンは森でスネフリッドの遺体を見つけ悲しみます…。
神々の島、フロキの訴えも届かず、トーグリルの遺体が発見されます。
神々に人間の醜態をさらしてしまった事を深く残念がるフロキ…全ては自身の責任だとして、自身を神々の生贄に捧げるようにと皆に告げるのでした。
スカンディナヴィア カテガットに退却したビヨルン達は、アイヴァー達がカテガット占領に現れる事を予測し、すぐにカテガットを離れる準備を始めます。
愛するアストリッドを殺してしまい放心状態に陥ってしまっているラゲルサ…。
戦いの終わりに合わせ、戦場に現れるロロの一行…。
【つぶやき】
ラゲルサ、ビヨルン、ウベ連合軍とハーラル、アイヴァー、ヴィトゼルク、ロロ連合軍の戦いは続きます。
今回はさすがに辛い内容でした…
弟ハルフダンを殺してしまう兄ハーラル…
息子グズルムをヴィトゼルクに殺されてしまうトービ…
アストリッドを自らの手で殺してしまうラゲルサ…
皆がそれぞれ、愛する者を失い、心に傷を負ってしまいます。
このドラマ、戦場の描写が恐ろしく上手いですね~。
恐ろしいだけじゃなく、皆の心の内の切なくて、悲しい思いが伝わってきます。
ハルフダンが死ぬシーンなんて、かなり感情移入してしまった!
最初は嫌なやつだと思っていたハルフダンでしたが、彼の死がとても切なく感じました~(T_T)
シーズン5前半はここで終わってしまうのですが、早く続きが観たい~!