◆ The Halcyon ◆ 2017年1月 イギリス
Season1 8:運命の十字路
ハルシオンホテル支配人リチャード・ガーランドが過去の戦争で助けた男がホテルに来館し、支配人をしているリチャードに仕事が欲しいと泣きついてきます…ですが男とは表に出せない過去があるので、ここでは雇えないと断るリチャード。
そんな2人のやり取りに気付き、男に話しかけてくるルシアン・ダーバヴィル…。
1940年12月、50周年パーティーの準備を始めるホテルスタッフ達。
食事中、母プリシラ・ハミルトンにダーバヴィルの事を疑ってほしいと注意するトビーでしたが、聞く耳を持たないプリシラ。
副料理長のマックス・クラインに家族をリバプール郊外の難民キャンプに見付けた事を告げ、家族に会うための休暇を進めるリチャード…マックスは喜び、リチャードに心から感謝するのでした。
2人の子供達が手元を離れ落ち込んでいる電話交換手のペギー…リチャードはペギーを50周年パーティへと招待します。
追い詰められてしまったトビーを心配し、なんとかして力になりたいと声をかけるバーテンダーのアディル・ジョンでしたが、アディルを遠ざけるトビー。
とうしようもなくなったトビーは、ダーバヴィルに脅されている事をリチャードに打ち明けます…なんとか対処するとトビーに伝えるリチャード。
ダーバヴィルに声をかけ、トビーの件を持ち出そうとしたリチャード…ですがダーバヴィルはリチャードの戦争時の過去について全て知っていると告げ、これ以上トビーとの事に口を挟まないようにと脅してきます。
リチャードは意を決して、プリシラにダーバヴィルがドイツのスパイをしている事を打ち明けます…ですが話しを信じてくれないプリシラ。
バーで50周年パーティーのプリシラのスピーチ原稿を作成するラジオキャスターのジョー・オハラ…そこにフレディ・ハミルトンが現れ、エマ・ガーランドとの仲を問い詰めます。
一度はエマを突き放したフレディが気に入らない事もあり、フレディと口論になってしまうジョー…2人が喧嘩を始めた事に気付いたエマは、ジョーに退出を求めます。
フレディはオーナーなので、他意はないとジョーに言い訳するエマでしたが、気にするなと言い立ち去るジョー。
リチャードの言葉が気になったプリシラは、ダーバヴィルの真実を探す為に、ダーバヴィルの部屋へ忍び込みます。
自分が独断でスパイ行為をしたと警察に出頭すると、トビーに伝えるアディル…そんな事は無駄だ、自分の前から消えてくれとアディルに怒りをぶつけるトビー…アディルはショックを受け、トビーの部屋から出て行きます。
トビーを呼び出すダーバヴィル…トビーはダーバヴィルに情報は渡さないと拒否し、兄の為なら自分の人生はどうなっても構わないと話し、既に警察に通報したと伝えます。
トビーが自暴自棄に走った事で慌てるダーバヴィル。
プリシラはダーバヴィルの部屋で本の中に挟み込まれた逃亡用のチケットとパスポートを見つけます。
部屋に戻ってきたダーバヴィルに、チケットの説明とドイツのスパイだという噂の証拠をダーバヴィルに求めるプリシラ。
ダーバヴィルは本性をだし、逃亡する事を見逃すようにと、プリシラに手をかけ脅してきます…恐ろしなったプリシラは手元にあったブロンズ像でダーバヴィルを殴ります…。
死んでしまったダーバヴィル…どうしていいか分からなくなり、リチャードを呼ぶプリシラ…リチャードはプリシラに疑われないように普通にしてパーティに出席するように伝え、部屋から逃がします。
盛大に始まる50周年パーティー。
ソニーの愛を素直に受け入れる事を決心したベッツィに、心から喜ぶソニー…ベッツィは幸せを噛みしめながらステージへとあがるのでした。
エレベーターでエマと乗り合わせるフレディ…フレディはエマに、愛を受け入れなかった事を謝罪します…ですが、今更遅いと受け入れてくれないエマ。
ダーバヴィルの部屋で、証拠隠滅作業をしているリチャード…フロントのレイノルズから電話があり、警察が通報を受けダーバヴィルを調べに来館し、既に部屋に向かっていると伝えてきます。
作業途中だったリチャードは慌てますが、平然を装い警察を迎えます…ダーバヴィルの部屋に入って来る警官達。
部屋に怪しいところはなく、警察にリバプール行きの切符を見つけたと手渡すリチャード…何かを隠していると疑う警官に、ダーバヴィルはオーナーのプリシラと愛人関係にあったのに、滞在費を踏み倒し姿を消したと警察に話すリチャード…納得した警官はリバプールへと向かうのでした。
警察が去り、部屋のバスルームを確認するリチャード…そこには慌てて運び込んだダーバヴィルの遺体が。
トビーに拒絶された悲しみの中、自分の部屋で自殺しようと、酒を煽り、ガス管をひねり眠りにつくアディル…。
ドレスアップして平静を装い、パーティに出席するプリシラ。
バックヤードでホテルスタッフから手紙を手渡されるトビー…手紙を読んで真っ青になりどこかへ駆け出します。
何事もなかったかのように自らもパーティーに出席するリチャード。
パーティーの最中、空襲警報が響き渡ります…ケーキを早急に用意し、ホテル50周年を祝い、地下に避難する準備をするホテルスタッフ。
バースデーソングがかかる中、運悪く爆弾がホテルに入り口に投下されてしまいます。
爆風に襲われる人々、地下防空壕への階段が潰れたため、慌てて客を外へ避難させるスタッフ達。
アディルのマンションに駆け付けるトビー…部屋に押し入り、意識を失っているアディルを外に連れ出します。
なんとか息を吹き返すアディル…傷付けた言葉は本心ではないとアディルに謝罪し、トビーはアディルが助かった事に感謝し、きつく抱きしめるのでした。
ホテル内に残っている人々を手分けして助け出すホテルスタッフ達…ですが数名は運悪く命を落としています。
救助活動に参加するフレディを心配するエマに、フレディの元へ行くようにと進めるジョー…エマはジョーを気遣いながらもフレディの側へと駆け付けます。
館内の火事の中、ダーバヴィルの部屋へ向かおうとするプリシラを見つけ、引き留めるリチャード…ダーバヴィルの部屋は既に爆弾で潰れていると告げ、不安がるプリシラを外へ連れ出します。
ソニーに助けられ外に連れ出されたベッツィ…ソニーが館内から戻って来ない事を心配します…ふと自分の頭に出血の傷がある事に気付くベッツィ…。
振り向くと、道路脇に倒れたままの自分を見つけ、悲しんでいるエマの姿があるのでした…。
【つぶやき】
最終話にしてとんでもない事が連続して起こってしまう「ホテルハルシオン」です。
正体を表したダーバヴィルを殺してしまうプリシラ…辛いなぁ~殺されたダーバヴィルは自業自得って思うけど、プリシラが可哀そうすぎだ…!
スパイ事件でアディルを傷つけ、自殺に追い込んでしまうトビー…トビーが思うより繊細なアディル…もうどうしようもなくなったんでしょうね…助かって本当に良かったです。
ラスト、ベッツィの死…!?
マジで~! これは悲しすぎます…せっかくソニーと結ばれる事になったのに、酷いなぁ~。。。
生き返らないかな、ソニーの祖母がブードゥー教で生き返らすとかどう?
スーパーナチュラルなら、そんな感じで話しが進みそうなのになぁ…。。。
ベッツィの事に関しては、かなりハートブレイクなラストでした…落ち込むわぁ。。。
ところで「ホテルハルシオン」の続きは作られないのかしら? 打ち切りになった?
シーズン2は壊れたホテルを皆で、助け合って復興させてゆくってストーリーかしらって思ってたのになぁ…。
またシーズン2が制作されるようであれば、お伝えしたいです♪