シーズン6 7話 砕かれし者　ゲーム・オブ・スローンズ　あらすじ 詳細 ネタバレ

◆　Game Of Thrones　◆　第六章 冬の狂風　2016年4月　アメリカ

Season6 7：砕かれし者　The Broken Man

七神正教のセプトン〈司祭〉の元で新しい村づくりをする人々、真面目に働く人々の中にサンダー・クレゲインの姿が…。
サンダーが瀕死の状態で倒れていた所を救ったセプトンは、神の思し召しだったと話し、それを聞いたサンダーは、自らのした事を神が知っていたら罰を与えるはずだと話します。
ですが既に罰は与えられたと説くセプトンに、心が救われるサンダーなのでした…。

キングズランディング、ハイ・スパロー〈雀聖下〉の口から祖母オレナ・タイレルには贖罪の必要があると聞いた王妃マージェリーは、オレナの元を訪れ内密に危機を知らせ、すぐにでもハイガーデンに戻るように伝えます。

北部、野人達の村へボルトン家討伐の加勢を依頼に出向くジョン・スノウ達、始めは難色をしめす野人達でしたが、ボルトン家はいずれ野人達を排除すると聞き、この機に共に戦う事を決意します。

キングズランディング、ハイガーデンに戻る準備をするオレナの元を訪ねるサーセイ、キングズランディングに残り一緒にハイ・スパローと戦うように願うサーセイでしたが、オレナは２つの名家が潰されることになったのは、元々はサーセイが狂信者の集団を内部に引き込んだからだと、釘をさします。
弟ジェイミーもキングズランディングから排除されてしまったサーセイは、孤立無援でハイ・スパローに立ち向かう覚悟を決めるのでした。

リヴァーランド、元々はタリー家の城であったリヴァーラン城をフレイ家より取り戻し、立て籠もるブリンデン・タリーことブラックフィッシュ〈漆黒の魚〉。
リヴァーラン城を包囲しているフレイ軍の元へ、キングズランディングからジェイミー・ラニスター軍が加勢にきます。
ジェイミーはフレイ家に自らが指揮を執ると宣言し、騎士ブロンにブラックフィッシュとの和平交渉の準備を進めさせます。

北部、野人達の村を後にしたジョン達は、次にベア・アイランド〈熊の島〉のモーモント家を訪ねます。
〈熊の島〉の長、利発な少女リアナ・モーモントは何故今、加勢する必要があるのかと切り返してきますが、ジョンと共に交渉に来た騎士ダヴォス・シーワースは、ジョンの事をリアナの叔父ジオーが総帥として買っていた事を伝えたうえで、本物の敵は貴族の小競り合いではなく、この後のホワイト・ウォーカー〈白き魔物〉の襲来である事を説明します。
ダヴォスの言葉に納得したリアナは、精鋭62名との挙兵を約束するのでした。

リヴァーランド、ブラックフィッシュと交渉するジェイミー、ですがブラックフィッシュは亡き姪キャトリン・スタークの娘達を返す事ができないジェイミーは信用できないと話し、２年分の兵糧を持つこの城でこのまま籠城すると宣言するのでした。

北部、ジョン達が次に訪れたのはグラヴァー家、ですがグラヴァー公は、自らの城が〈鉄諸島〉の民に襲われた時、取り返してくれたのはボルトン家だとし、恩を仇では返せないと話します。
スターク家に忠誠を誓ったはずと、なおも食い下がるサンサに対し、自らが忠誠を誓ったスターク家はもういないと告げ突き放すのでした。

エッソス大陸、ヴォランティスの娼館、叔父の反乱があった〈鉄諸島〉から船を奪い逃げてきたヤーラ・グレイジョイ達は、しばしの休息を取っています。
ヤーラはボルトン家の元から戻った今でもまだ萎縮している弟シオンに、覇気を取り戻すように活を入れます。
ミーリーンに行き、デナーリス・ターガリエンと手を組み、再び〈鉄諸島〉を取り戻すと話すヤーラにシオンは新たな希望を見出し始めるのでした。

ウェスタロス大陸、北部、以前スタニス軍が陣を張った場所で同じく陣を張るスターク軍、陣内は野人もいる事で上手く統率が取れていない状況です。
ジョン達自ら各家に赴き兵を出してもらいましたが、まだ兵が足りないと感じるサンサ…ですがジョンは、この数で戦うほかないと話します。

セプトンの元で新しい村づくりをする人々、セプトンが自らの罪を語り皆に教義をしていたところへ、ブラザーフッド〈旗印なき兄弟団〉の偵察隊が現れます。
ブラザーフッドへの協力を募るも、セプトンは食べ物ならあるが馬や鋼はないと断ります。
夜に気を付けろと告げ去ってゆくブラザーフッドの偵察隊、サンダーは不穏な空気を感じますが、セプトンは戦える者がいないのでどうする事もできないと話します。

エッソス大陸、ブレーヴォス、女役者レディ・クレインの暗殺に失敗したアリア・スタークは町を離れようと船乗りにウェスタロス大陸までの乗船交渉をします。
船の約束を取り付け、安心したアリアは、老婆に扮して近づいてきた〈黒と白の館〉の女に隙を付かれ、腹を刺されてしまいます。
海に飛び込み、その場は逃げますが、追跡を気にかけながら血を流し町を彷徨うアリアなのでした…。

ウェスタロス大陸、新しい村、セプトンは村より離れた所で薪を割るサンダーに食事だと伝えに来ます。
夜が寒くなりそうなので、皆の為に薪を多めに刈ると申し出るサンダー、食事は残して置くと話し、セプトンは人々のところに戻ります。
しばらく薪作りに熱中していたサンダーでしたが、日も暮れだし、ふとあたりが異様に静かな事に胸騒ぎを覚えます。
夕食を取っているはずの人々のところへ戻ったサンダーが見たものは、皆殺しにされた人々と、作りかけの教会で吊るされたセプトンの遺体なのでした…。
自らを救ってくれたセプトンを殺され、失意の中サンダーは近くにあった斧を手に取るのでした…。