◆ Game Of Thrones ◆ 2013年3月 アメリカ

Season3 5:炎の口づけ Kissed by Fire

ブラザーフッド〈旗印なき兄弟団〉の拠点、リーダー べリック・ドンダリオンと決闘裁判をする事になった元ラニスターの騎士サンダー・クレゲイン。
炎を纏ったドンダリオンの剣に一瞬たじろぐサンダーでしたが、神の正義はサンダーが勝ち取り、反対するアリア・スタークをよそに、サンダーは自由の身となります。
ロード・オブ・ライト〈光の王〉を崇めるミアのソロスが、サンダーの剣で貫かれたドンダリオンの身体に呪文を施すと、死んだはずのドンダリオンが再び蘇ります。

壁の北側、野人達の仲間になったジョン・スノウは、何かとジョンの世話を焼くイグリットに、心ならず惹かれてゆき深い仲になってゆくのでした。

ハレンの巨城に残るスターク家の旗主ルース・ボルトンの元に連れて来られた捕虜のジェイミー・ラニスターと女騎士ブライエニー・タース。
ルースは2人の縄を解き客人扱いとし、右手を失くしたジェイミーを元メイスター〈学匠〉のクァイバーンに治療させます。

キングズランディング、摂政太后サーセイはピーター・ベイリッシュにタイレル家の弱みを探るように命令します。
ジョフリー王とマージェリー・タイレルの結婚式の大量出費に頭を悩ます財務長ティリオン・ラニスターは、マージェリーの祖母オレナを部屋に招き、資金の援助を申し出ます。
すでに軍隊に多額の出費をしているタイレル家でしたが、婚礼資金の半分を援助する事を承諾します。

リヴァーラン城、ホスター・タリーの葬儀の為に滞在しているスターク軍。
タリー家の捕虜になっていたラニスター一族の子供達をスターク家の騎士リカード・カースタークがジェイミーに殺された息子の仇として勝手に殺してしまいます。
ロブは母キャトリンや妻タリサが止めるのを聞かずにリカードを処刑してしまいます。

ブラザーフッドの拠点、ジェンドリーはブラザーフッドに残りべリックに仕えるとアリアに話します。
べリック達はアリアをリヴァーラン城に居る兄ロブと母キャトリンの元へ連れて行く事に決めるのでした。

ストームランドのドラゴンストーン城、スタニス・バラシオンは妻セリースの部屋を訪ねますが、セリースはスタニス以上に〈紅の女祭司〉メリサンドルと〈光の王〉に傾向しており、何事もメリサンドルが正しいと話すばかりです。
騎士ダヴォス・シーワースになついている娘シリーンは、ダヴォスが反逆者として地下牢獄に閉じ込められた事を聞き気を落とすのでした。

ハレンの巨城、ジェイミーはブライエニーを信頼おける者としてキングスレイヤー〈王殺し〉と呼ばれるようになった過去の真実を話します。
ジェイミーが〈狂王〉と呼ばれる先王エイリスを殺したのは、だまし討ちなどではなく、降伏を進めるも父タイウィンの首を取り、町を全てワイルドファイア〈鬼火〉で焼き払えと命じた為にやむを得なくの判断なのでした。

シリーンは、地下牢に入れられてしまったダヴォスが心配で様子を見に行きます。
ダヴォスはシリーンを気遣い戻るように話すのですが、シリーンはダヴォスが寂しくないように本を読み、文字の読み方を教えてあげるのでした。

エッソス大陸、アスタポアより〈穢れなき軍団〉アンサリードと共にウェスタロス大陸へと向かうデナーリス・ターガリエン。
デナーリスは〈穢れなき軍団〉から自主的に司令官を選ぶように指示し、司令官となったグレイワーム〈灰色の蛆虫〉と話しますが、彼があまりにもひどい名前であった事から、自由に尊厳できる名前を各自決めるようにと指示します。ですが、グレイワームはデナーリスに助けてもらった名前なので幸運な名前だとしてそのままの名でいる事を選ぶのでした。

デナーリスのクイーンズ・ガード〈女王の盾〉となったバリスタン・セルミーは、ジョラー・モーモントと深く話しお互いを知り合います。
バリスタンはジョラーに、今後政治をして国を率いて行くにはデナーリスにはしっかりとした相談役が必要だと指摘します。

リヴァーラン城、ロブがリカードを処刑した事によってスターク軍の半分にも及ぶカースターク家の兵はロブの元を去ってしまいました。
ロブは先に進む為にラニスター家の本拠地であるキャスタリーロック城を攻める事を思いつきますが、それには去ってしまったカースターク家の兵を補う兵力が必要です。
そこでロブは、先に娘を妻にすると約束したフレイ家を仲間に引き入れる事を考えます。

キングズランディング、ベイリッシュはタイレル家の内情を知る為に、男色家の長男ロラス・タイレルの元にスパイに向かわせた、自らの娼館の男娼オリヴァーより、ロラスとサンサ・スタークとの婚礼予定を知ります。
サンサをキングズランディングより連れ出そうとしていた為、改めてサンサの気持ちを確かめるベイリッシュ、ですが案の定サンサはキングズランディングに残りたいと言い出します。

ティリオンは、〈王の手〉である父タイウィン・ラニスターに婚礼の財政報告をしようと会議室に出向きますが、そこには姉である王妃サーセイの姿もあり怪訝に思います。
タイウィンはサンサがロラスと婚約しようとしている情報をつかみ、ティリオンに北部を手に入れる為にサンサを妻とするように命令、さらにサーセイにはタイレル家を抑える為にロラスの妻となるように命令します。
反対する2人でしたが、タイウィンはラニスター家の地盤を固める為に、有無を言わせずさらに強く2人に命令するのでした。