シーズン5 2話 黒と白の館　ゲーム・オブ・スローンズ　あらすじ ネタバレ

◆　Game Of Thrones　◆　2015年4月　アメリカ

Season5 2：黒と白の館　The House of Black and White

エッソス大陸、ブレーヴォスへたどり着いたアリア・スタークは、船乗りの船長に〈黒と白の館〉まで連れてきてもらいます。
扉をたたき、中から出てきた男に、ジャクェン・フ=ガーに教えられて来たと告げますが、そんな男は居ないと言って取り合ってもらえません。

「サーセイ、ウォルダー・フレイ、マウンテン、マーリン・トラント…」
途方に暮れたアリアは、呪文のように復讐したい人物の名を呟きながら、その場で一晩過ごすも、あきらめてコインを捨て〈黒と白の館〉を後にするのでした。

ウェスタロス大陸、アリンの谷間、アリア・スタークに護衛を断られ、途方に暮れた女騎士ブライエニー・タースと従士ポドリックは、ひとまず宿屋で食事をとる事に…。
同じ宿屋にピーター・ベイリッシュとサンサ・スタークの姿を見つけたポドリックはブライエニーに伝えます。
ブライエニーはサンサに亡き母キャトリン・スタークの願いで護衛をしたいと申し出るも、ベイリッシュは他人は信用できないと断ります。
ベイリッシュの不穏な空気を感じたブライエニーは仕方なくそこから離れますが、警戒したベイリッシュが兵士にブライエニーを追わせます。
森の中を逃げ回り、なんとかベイリッシュの兵士をまいたブライエニーとポドリック、ブライエニーはサンサが心配で２人の後をつける事にするのでした。

キングズランディング、ティリオン・ラニスターの決闘裁判で、オベリン・マーテルがラニスターの騎士グレガー・クレゲインに殺された事を恨んで、マーテル家から摂政太后サーセイの元にマーテル家へ嫁いだ娘ミアセラの首飾りが送られてきます。
恐ろしくなったサーセイは、弟ジェイミーに相談し、ジェイミーはウォーター・ガーデンズへミアセラを取り戻しに行くと告げます。

ジェイミーはロリス・ストークワースと結婚が近い騎士ブロンを訪ね、ロリスとの結婚は破棄されたので、一緒にドーンまで着いて来るようにと指示します。
ジェイミーの勝手な指示に拗ねるブロン、戻ればもっと良い花嫁を紹介するとなだめるジェイミーなのでした。

ドーン、ウォーター・ガーデンズ、愛するオベリンの死に憤りを感じている愛人のエラリア・サンド。
ミアセラの指を一本づつサーセイに送り付けてやると訴えるエラリアを、オベリンの兄ドーラン・マーテルは戦争を始める気はないと制止します。

エッソス大陸、ミーリーン、〈穢れなき軍団〉アンサリードの司令官グレイワーム〈灰色の蛆虫〉と騎士ダーリオ・ナハーリスは反デナーリス・ターガリエンの過激派組織〈ハーピーの息子たち〉の主犯者を拘束します。
捕まえた主犯者をどうするかで荒れる小評議会、主犯者にはさらに彼を雇った親方達が付いている事を知り、頭を悩ませるデナーリス。
騎士バリスタン・セルミーは、狂王とされたデナーリスの父エイリスの話をし、力で押さえつけた結果が今であると、デナーリスに同じ過ちを犯さないように懇願します。
バリスタンの意見を真摯に受け止めたデナーリスは、処刑をするなら公正な裁判の後にするとバリスタンに告げるのでした。

ミーリーンへ向かうティリオン・ラニスターとヴァリス。
ずっと馬車の中で揺られ、酒も底をつき、外に出たいと不満をもらすティリオンに、姉サーセイはティリオンの首を持って来た者を貴族にすると触れを出していると言い、ティリオンに目立つ事をしないようになだめます。

ウェスタロス大陸、キングズランディング、小評議会が開かれ、新たな諜報長にクァイバーンが任命されます。
それ以外にも自由に小評議会を仕切り出すサーセイ、キングズランディングの政治をサポートに来たサーセイの叔父ケヴァン・ラニスターは、サーセイの勝手な振る舞いに嫌気がさしてキャスタリーロックに戻ってしまします。

カースル・ブラック〈黒の城〉の図書室、調べものをするサムウェル・ターリーの側で、ジリに言葉を教えるシリーン・バラシオン。
楽しく過ごす３人でしたが、母セリース・バラシオンが部屋を訪れ、シリーンにジリは野人だから近づくなと注意します。

スタニス・バラシオンはジョン・スノウにウィンターフェルへ一緒に進軍し、ジョン・スタークとして北部を統治するように依頼しまが、ナイツ・ウォッチの一員である事を重く受け止めているジョンは即答を避けます。

総帥ジオー・モーモントが亡くなった為、998代目のナイツ・ウォッチ総帥選挙が行われます。
武術師範アリザー・ソーンと同票を得たジョン、それを聞いた〈学匠〉メイスター・エイモンは自らの票をジョンに投票、ジョンがナイツ・ウォッチの新たな総帥としてえらばれるのでした。

エッソス大陸、ブレーヴォス、〈黒と白の館〉に入れてもらえず、町をさまよい歩くアリア、町のごろつきに囲まれたところを、〈黒と白の館〉に居た男に助けられます。
男に連れられ〈黒と白の館〉まできたアリア、男の顔がジャクェン・フ=ガーに変わるのを見て、いったい何者なのかと尋ねます。
ジャクェンは自分は何者でもなく、アリアもそうなると話し〈黒と白の館〉の館へアリアを招き入れるのでした。

ミーリーン、捕らえられていた〈ハーピーの息子たち〉の主犯者を元奴隷だった若者が、独断で見せしめとして殺してしまいます。
法に則り、裁判を控えた囚人を殺した罪で若者を公開処刑にするデナーリス…その行いに元奴隷達は怒り、フラストレーションを親方達にぶつけ暴動を起こしてしまうのでした。
統治がうまくゆかず落ち込むデナーリス…テラスに出るとそこには飛び立ったまま戻ってこなかったドラゴンのドロゴンが…ですがドロゴンはデナーリスが触れようとすると、またすぐに飛び去ってしまうのでした。