◆ SUPERNATURAL ◆ 2008年9月 アメリカ

Season4 6:幽霊病 Yellow Fever

コロラド州 ロックリッジ、ディーンと弟サムは、48時間後におびえながら亡くなった犠牲者3人の調査をしています。
3日前に亡くなった犠牲者の1人、捜査官フランク・オブライエンについて、保安官や隣人に証言を取る兄弟…隣人からフランクは、亡くなる前に様々な物に怯えていた事を聞かされます。
兄弟はフランクの部屋を調査しますが、電磁波、呪い袋、硫黄のどれも発見できず、原因が悪霊、魔女、悪魔ではないと仮説をたてます。
サムは、ディーンがやけに慎重な車の運転をする事に気付きます…サムの持っていたEMF探知機がディーンに反応し、ディーンに悪霊が憑りついている可能性のある事が判明します。

さらに腕に引っかき傷が現れるディーン…サムはボビーと相談し、〈幽霊病〉がフランクからディーンに感染したと考えます。
他の犠牲者もフランクから感染した疑いがあり、感染者は全ていじめっ子や、学校の教頭、用心棒など偉そうな人ばかり…なのでディーンにも可能性があるとディーンに伝えるサム。

〈幽霊病〉を治すには、感染元の霊を清めなければならないのですが、感染元と仮定したフランクの自殺した妻ジェシーは、火葬されている事がわかり、感染元からは外されます。
〈幽霊病〉が悪化し咳き込み、木片を吐き出すディーン…木片を悪霊からのメッセージだと捕らえた兄弟は、近くにあるキャシティ&サンズ製材所へ調査に向かうことに。

キャシティ&サンズ製材所、そこで兄弟はジェシーからフランクへ贈られた指輪と、作業員ルーサー・ガーランドの身分証明書を見つけます。
兄弟は警察署でルーサーの死亡時の資料を取り寄せ、介護センターにいるルーサーの兄へ当時の事情を聞きに向かいます。
ルーサーは大男で怖がられていたが、実は心優しく、受付をしていたジェシーとは仲良くしていたようで、ジェシーの夫フランクはジェシーが自殺したのはルーサーが原因だと考え、ルーサーを車で引きずり回し殺したと話します。
当時、警察に犯人はフランクだと訴えたが、フランクは警察にも顔がきき、受け付けてもらえなかったと残念な事情を説明する兄…。

〈幽霊病〉が悪化し、ディーンが宿から出れない為、ボビーに製材所に来てもらい、ルーサーの霊退治を手伝ってもらうサム。

宿、ディーンの元に現れる保安官…保安官は仲が良かったフランクを庇った事が、ディーン達にバレたと思い、銃を手にディーンを脅します。
ですが保安官もまた〈幽霊病〉であった為に、ディーンの前で心臓発作を起こし亡くなってしまいます。

製材所、サムはルーサーの霊を呼び出し、再度呪文を彫ったチェーンで捕まえ、車でルーサーを引きずり、恐怖を与え消滅させてしまいます。
宿、心臓発作を起こす時間が近づき、限界状態に陥るディーン…ですがルーサーの霊が消滅すると共に、正気を取り戻し、命は助かるのでした。

【つぶやき】
ディーンがいじめっ子なせいで、〈幽霊病〉に感染してしまうお話です。
ディーンはいじめっ子と判断されるんだ…確かに、悪霊や悪魔には容赦ないし、弟サムにもエラそうだし、すぐ意地悪するもんねぇ(笑)

でも今回の原因であったルーサーの悪霊は、フランクによって車で引きずりまわされ惨殺されたせいで、清める範囲が大きすぎて、確実に清める事ができなかたようです。
なので、再度、ルーサーの悪霊を捕まえて、同じように恐怖を与えて消滅させてしまう、強引な方法になったみたいです。
なんだかボビーも気が進まなかったようで…確かにね…でも、ディーンを救うためなので、一刻の猶予もなく、ルーサーの悪霊退治を実行するサムとボビー…ディーンは毎度ながら危ないところで、命が助かりますが、今回は、どこまでも気の毒なルーサーの、後味の悪いお話でした。

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