◆ SUPERNATURAL ◆ 2007年10月 アメリカ
Season3 8：呪いのクリスマス A Very Supernatural Christmas
１年前、孫を喜ばせようと、サンタクロースの恰好でプレゼントを用意する祖父…暖炉から何者かの気配がして、祖父は中に引きずりこまれてしまいます。
現在、ディーン・ウィンチェスターと弟サムはFBIに扮しウォルシュ宅へ、クリスマス準備をしていた時に失踪した、夫の話を妻から聞き取り調査をします。
煙突から大人の歯が見つかり、犯人はクリスマスに悪い人間を罰するとされるサンタの兄ではないかと、自信なさげに推測するサム。
兄弟は犠牲者達が失踪前に立ち寄ったとされるサンタ村に調査へ向かいます。
サンタの兄の特徴が、甘いにおいのする足の悪い男となっていた為、サンタ村にいた足の悪いサンタに目星をつけ、張り込みを行いますが、全くの検討違いに終わります。
皆が寝静まる夜…クリスマス装飾の美しい家の煙突から入ってくるサンタに気付く家の子供…サンタは子供の目の前で、子供の父を袋に詰め連れ去って行きます。
新たな失踪調査に向かう兄弟…サムは暖炉にあったリースがウォルシュ家の物と同じ事に気付きます。
ボビーに確認すると、リースに使われているシモツケソウは生贄を捧げる時に使う植物で、今回の犯人は冬至の神ホールド・ニカーである事を教えられます。
リースが購入された店に確認に向かった兄弟は、リースがマッジ・ケリガンが造った手作りである事を教えられます。
子供時代、寂しかったクリスマスを思い出すサム…クリスマスなのに戻ってこない父について、ディーンに尋ねると、父は怪物退治に出ていると教えられます。
母も怪物に殺された事から、自分達も怪物に殺されてしまうのではと怯えだすサム…ディーンはそんなサムを慰めるのでした。
リースの事を尋ねる為に、マッジの家を尋ねる兄弟…シモツケソウのリースは品切れだと話すマッジと夫。
サムはマッジの家にあったリースがバーベナとミントである事に気付き、ケリガン夫婦が怪しいと確信します。
夜、ケリガン家に忍び込む兄弟…地下に血まみれのサンタ衣装と人間を解体した残骸を見つけます。
ケリガン夫妻に気付かれ捕まってしまう兄弟…冬至の神であるケリガン夫妻の生贄にされかけますが、近隣住人が訪ねて来た隙に逃げ出し、夫妻の家にあったクリスマスツリーを杭にして、夫婦を倒す事に成功するのでした。
子供時代、父が戻らないので、自分でクリスマスの飾りつけをし、寝ていたサムを起こし、父からだとクリスマスプレゼントを手渡すディーン。
ですがプレゼントの中身は女の子用…ディーンが自分を喜ばせようと嘘を付き、プレゼントを盗んで来た事に気付いたサムは、父の為に用意してあったクリスマスプレゼントをディーンに贈るのでした。
宿、外で買い物をして戻って来るディーン…少年時代にサムから貰ったネックレスが今でも首にかかっています。
クリスマスを祝いたいと話していたディーンの気持ちをくみ、クリスマスの準備をしてディーンの帰りを待っていたサム…クリスマスのプレゼント交換をし、エッグノッグを飲み、フットボールを観て、ささやかなクリスマスを楽しむ兄弟なのでした。
【つぶやき】
今作はクリスマス特別編だったようです。
クリスマスの元になった生贄を欲する冬至の神ホールド・ニカー…この元ネタって多分、またもや北欧の神様なのでしょうね…生贄ネタが多い北欧の神…イメージが悪くて、少し気の毒です。
ディーンとサムの子供の頃のクリスマスのお話が出てきます。
年中無休のハンター稼業、忙しい父ジョンは家に帰ってこず、寂しいクリスマスを迎えるサム…その気持ちを察して、自分で出来るだけのクリスマスをサムにしてあげようと頑張るディーン。
なんとも美しい兄弟愛なんでしょうね…ウルウル(T_T)
ディーンとサムの絆の強さがうかがえるお話です。
ところで、ホールド・ニカーの扮していた、アメリカの典型的？な感じの良い夫婦。
皆に溶け込む為に、仕事を持ち、ローンを組んで、週２回はご近所とブリッジをして遊ぶを心がけて苦労したようです。
しかしローンを組んでって…ローンも皆と同じようにする為の条件になってるところが、さすが消費大国アメリカって感じですよね…あ、日本も同じかな(笑)
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