◆ GRIMM ◆ 2011年10月 アメリカ
Season1 9：父親の影 Of Mouse and Man
マンションの駐車場に何者かを追い詰める男レナード・L・ドレイク…ですがその何者かにドレイクは逆に殺され、共同ゴミ箱に捨てられてしまいます。
翌朝、ゴミ回収車から通報があり、ゴミ収集所へ駆け付けるニック・ブルクハルトとハンク・グリフィン
ドレイクはドライバーで刺殺されており、ドレイクが住んでいたゴミの回収元でもあるマンションへと調査に向かうニックとハンク。
管理人からドレイクは同じ階に住む弁護士メイソン・スナイダーともめていた事、同棲相手のナタリー・ハバストローが居た事を教えてもらう２人。
逃走中のナタリーを捕まえ、事情聴取をするニックとハンク…昨夜ナタリーはドレイクに暴力を振るわれ、階下のマーティンとスナイダーに助けられ、部屋から逃げ出したと話します。
ナタリーとドレイクの喧嘩を仲裁に来た、マーティンに証言を取る為に、彼が務めている中古ショップへ向かう２人。
喧嘩を止めた後、部屋に戻ったと話すマーティン…ニックはマーティンが怪物〈ヴェッセン〉である事に気付きます。
次に同じく仲裁に入ったスナイダーの弁護士事務所へ向かう２人…いたって冷静なスナイダーですが、顧客と電話する姿が怪物〈ヴェッセン〉に変わるのを見付けるニック。
トレーラーハウスでの調べと、モンローの知識から、スナイダーは凶暴なラオズィンシュランガ、マーティンは臆病なマウズハーツである事を知るニック。
帰宅後、ジュリエットから、家の前で不審者を見た事を教えられるニック…ジュリエットがひかえていた車のナンバーから、不審者当人だと思われるジョン・オブリンガーを見つけ出します。
翌日、車の修理工のＡ・サラザールが工具で刺殺され、ゴミ箱に捨てられているのが発見されます。
ニックとハンクは、ドレイクと同様の犯人だと感じ、サラザールとドレイクを知る共通人物をあぶりだします。
ナタリーの様子を伺いに部屋を訪れるマーティン、ナタリーは引っ越し準備中で、マーティンに助けられた事を感謝します。
引っ越しを手伝っていたスナイガーに脅されるマーティン。
仕事の依頼で訪問先を訪れたモンローは、そこで何者かに暴行を受けてしまいます。
意識を取り戻し車に戻ったモンローは、車のボンネットに血でグリムの死神のマークが描かれている事に気付き驚きます。
ニックとハンクは、マーティンがサラザールに車の修理を依頼していた事を知り、マーティンの部屋へ事情聴取に向かいます。
そこで２人は、亡くなって２日以上たった、彼の病気の父の遺体を見つけます…父の死でマーティンが自分を見失った事を推測するニック。
マーティンはスライダーの弁護士事務所を訪問し、ナタリーに近づくなとスライダーに文句を言いますが、またしてもスライダーに脅されるマーティン。
スライダーの事を、死んだ厳格な父と重ねたマーティンは、スライダーを殺してしまいます。
ニック達の元に、スライダーの事務所近くにマーティンの車が乗り捨てられていた知らせが入り、マーティンがスライダーを殺した事を知るニック達…。
スライダーの愛車カマロに乗り、ナタリーを食事に誘いに行くマーティン。
レストランで、父から叱られる子供の様子を見て、父を殴り逆上しだすマーティン…ナタリーが止めますが、周りの男性が亡くなった父の姿に見え、逃げ出すマーティン…。
ナタリーを乗せカマロで暴走するマーティンの通報を受け、マーティンのセーフティゾーンでもある中古店に、マーティンが戻ると考えたニック達は、中古店へと向かいます。
中古店にナタリーを連れて逃げ込みますが、駆け付けたニック達に逮捕されてしまうマーティン。
ニックの帰宅後、不審者が気になり、ニックの調べた住所へ行ったが、自分を見た彼らは怯えていたと、ジュリエットに教えられ、ジュリエットの意外な行動に驚くニック。
モンローの家を訪れたニックは、グリムの死神が現れ、モンローに危害を加えた事を教えられます…ですがモンローは共に立ち向かう事をニックに宣言するのでした。
【つぶやき】
臆病なネズミの怪物〈ヴェッセン〉マウズハーツが、厳格な父の死により、臆病さに異常をきたしてしまい、窮鼠猫噛状態になったお話です。
ネズミタイプのマウスバーツ…前回出て来たライニゲンとはまた違う種類なのかな？
今回もまたもた窮鼠猫噛状態のお話ですが、今回のマーティンは蛇型ヴェッセンのラオズィンシュランガよりも、さらに父の方が怖かったようです…。
それって地味に凄い話だよね、自分の天敵である蛇より、父の方が怖いだなんて…。
マーティンの視線で見る、そこらかしこにいる父の姿が、なんだかホラー…でも父もまた、なんだかネズミっぽい顔付きだったから、ちょっと笑える(汗)
そういえば、ニックが描いたマウスバーツのイラスト見て、モンローがえらく可愛いね、なんて言ってたよね(笑)
本来は人畜無害で愛されるヴェッセンなのかもしれませんね。
元ネタは出稼ぎ労働者のジョージとレニーのお話が描かれた、ジョン・スタインベックの小説「二十日鼠と人間」のようです。
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