◆ Vikings ◆ 2013年3月 カナダ・アイルランド
Season1 1:旅のはじまり Rites of Passage
西暦793年、バルト海、スカンディナビア半島から東の国に遠征し略奪の戦いをするラグナル・ロズブロークと兄ロロ。
敵を殲滅したラグナルは、死者の山が築かれた草原に、勇敢に戦った戦士をヴァルハラ(オーディンの宮殿)に連れて行く戦争と死の神オーディンの姿を見るのでした…。
スカンディナビア、ラグナルは息子ビヨルンを連れて、カテガットに行き、次の略奪遠征先を決める民会に出席します。
ラグナルの留守を預かる妻ラゲルサ、男出が不在な事を知り、盗賊が家に入り込みますが、女戦士でもあるラゲルサは返り討ちに合わせ勇敢に追い払います。
民会の前夜、ラグナルは息子ビヨルンに男は戦い家族を養うと諭し、何かあったら家族を頼むと話します。
不安になるビヨルン…ラグナルは、これまでの全てを覆す一大決心をしているのでした…。
カテガットに着いたラグナルとビヨルンは、兄ロロに会います。
ロロと共に盃を交わし、ワンダラー〈放浪者〉に貰った太陽盤とサンストーンを見せるラグナル、これがあれば貧しい東の国でなく、噂で聞いた豊な西の国へ航海できると説明します。
翌日の民会、首長ハラルドソンの元で金の腕輪の授与式が行われ、ビヨルンが首長ハラルドソンより忠誠の証として金の腕輪を授かり、大人の男として新たに一族に迎え入れられます。
宴が始まろうとした時、ラグナルは夏の略奪遠征先について、皆の前で首長ハラルドソンに問いかけます。
ラグナルが西に行きたがっていると気付いた首長ハラルドソンでしたが、西が豊な話はあくまでも噂であり、その為に危険を冒すつもりはないと、ラグナルの意見を却下します。
宴の最中、首長ハラルドソンに呼び出されるラグナル、首長ハラルドソンはラグナルが皆の前で侮辱した事を責め、これ以上逆らうと農地を取り上げると脅すのでした。
ラグナルはビヨルンを連れて預言者の元へ神と対話する為に向かいます。
神はすばらしい未来を用意されていると話す預言者…現状を変える為に法に背いてもよいのかと相談するラグナルでしたが、神々を説得できれば願いがかなうと、あいまいな答えしか聞けないのでした…。
翌朝、ビヨルンと共に船大工である友人フロキの元を訪れるラグナル。
ラグナルは自分の財産を投げうって、フロキに内密で西へ向かう為の、長い航海にも耐えれられる丈夫な船を造って貰っていたのでした…。
家に戻り家族と過ごすラグナルの元に、川を上りロロが尋ねてきます。
首長ハラルドソンには内密に仲間を集め、西に航海に出る作戦を立てるラグナルとロロ。
用を足しに外に出たラグナルは、夜の闇の中で鴉の騒ぎ声と神オーディンの姿を目にします。
家に戻ったラグナルは、ロロに神のサインを見たと話し、自分達の考えている事は正しいと告げるのでした。
出来上がった船の走行テストをする為にロロと共にフロキの元を訪れるラグナル、フロキが造った美しい船は、帆を張り勢いよく川の上を進みます。
喜ぶラグナル達の姿を、首長ハラルドソンの密偵が崖の上から見つめているのでした…。
【つぶやき】
神秘的で美しいオープニングが印象的な「ヴァイキング ~海の覇者たち~」です。
荒々しいスカンディナビアに生きるヴァイキング達の物語…生き抜くのが厳しいこの土地では、女性も男性に負けないくらい強いです。
冒険心の強いラグナルと、美しく強い妻ラゲルサ…彼らの物語が始まります♪