◆ Game Of Thrones ◆ 2013年3月 アメリカ

Season3 6:登壁 The Climb

壁の北側、ナイツ・ウォッチ〈冥夜の守人〉達が野人クラスターの家で反乱を起こした為、クラスターの娘ジリと赤ちゃんを連れて逃げ出したサムウェル・ターリーは、野宿をしながらカースル・ブラック〈黒の城〉へと向かいます。

ウィンターフェルから同じく〈黒の城〉へと向かうブラン・スターク達、途中で合流したジョジェン・リードがグリーン・サイト〈緑視力〉の能力で、壁の北側で敵に囲まれているジョン・スノウを見たと話します。

北部にあるブラザーフッドの拠点、森でミアのソロス達に弓の使い方を教えてもらうアリア・スターク。
そこにロード・オブ・ライト〈光の王〉を崇める〈紅の女祭司〉メリサンドルが現れ、ロバート王の血を引くジェンドリーが必要だとソロス達に話し、金と引き換えにブラザーフッドの元からジェンドリーを連れ去ります。

壁の北側、〈壁の向こうの王〉マンス・レイダーが率いる野人軍と共に200メートルを超える壁を登る事になったジョン・スノウ。
各チーム4名にわかれ身一つで氷の壁を登る野人達、ジョンは〈巨人殺し〉のトアマンド、オレル、イグリットと共にお互いの身体をロープでつなぎ登り始めます。

北部のいずれかで再び何者かに捕まり拷問を受けるシオン・グレイジョイ、拷問を続ける何者かは自身の素性と拷問する経緯をシオンに教えようとせず、ただ拷問する事を楽しみ続けます。

リヴァーラン城、ロブ・スタークはフレイ家を仲間に引き入れる為に、ウォルダー・フレイの息子達と交渉を行います。
ウォルダーはロブが娘と結婚する条約を反故にした見返りとして、正式な謝罪と、ハレンの巨城と不随する領地、そしてロブの叔父エドミュア・タリーと娘との結婚を望みます。
不本意ながらもこの先も続く戦いの為にウォルダーの娘との婚約を決めるエドミュアでした。

ハレンの巨城、スターク家の旗主であるルース・ボルトンの元で拘束されているジェイミー・ラニスターとブライエニー・タース。
ルースはジェイミーの王都キングズランディングへの帰還は承諾するも、ブライエニーは逃亡を助けた罪がある為、同行は認めないと話します。

キングズランディング、〈王の手〉タイウィン・ラニスターはオレナ・タイレルに、娘である摂政太后サーセイとタイレル家の長男ロラスとの婚約交渉を進めます。
すぐには首を縦に振らないオレナにタイウィンは、結婚が嫌なら、ロラスを生涯結婚ができないキングズ・ガード〈王の楯〉に任命すると脅しをかけ、根負けしたオレナはロラスとの結婚を認めます。

壁の北側、吹雪の舞う中、トアマンド達と共に壁を登るジョン。
近くのチームのピックの差しどころが悪かった為、氷の壁が大きく滑落し始め、雪崩に巻き込まれたジョン達、トアマンドが先頭で踏ん張るも、オレルの下を登るイグリットとジョンは宙釣り状態となり、オレルは下の2人を結ぶ縄を切る決断します。
慌てたジョンは身体を振り、やっとの思いで近くの氷壁に張り付き、あわやのところで助かるイグリットとジョンなのでした。

キングズランディング、父タイウィンが決めた結婚を煩わしく思い2人で悩むサーセイとティリオン。
ティリオンはふと、サーセイに先のスタニスとの戦中に自分を殺す為に騎士マンドン・ムーアを差し向けたのかと尋ねます。
サーセイははぐらかすも、ティリオンは自分を殺そうとしたのはサーセイの息子であるジョフリー王である事を知ります。

ロラスとの結婚を待ち遠しく思うサンサ、ところが部屋を訪ねてきたティリオンが、サンサと結婚するのは自身で、ロラスはサーセイと結婚すると話します…再び絶望に打ちひしがれるサンサなのでした。

鉄の玉座がある王の間、ピーター・ベイリッシュが物思いにふけっていると、諜報長ヴァリスが現れます。
ヴァリスにサンサを連れてキングズランディングを去る事を阻止されたベイリッシュは、ヴァリスのスパイとなっていた赤毛のロスをジョフリー王へのおもちゃとして献上した事をヴァリスに話し、さらに、ヴァリスが考え出したロラスとサンサの結婚を阻止した事を告げます。
自らの野望の為なら国の行く末は憂いもしない、異常なまでの野望をもつベイリッシュの姿を垣間見るヴァリスなのでした。

壁の北側、大事故にあいながらも無事壁を登りきった4人。
イグリットとジョンは、壁から望む南側の景色に、生きて登り切った事を実感し喜び合うのでした。