◆ Game Of Thrones ◆ 2015年4月 アメリカ

Season5 9:竜の舞踏 The Dance of Dragons

ウェスタロス大陸、ウィンターフェル城を攻める為に進軍中のスタニス・バラシオン軍ですが、雪の為に思うように進軍ができず、陣を張り天候の様子を見ながら待機しています。
さらに夜、ラムジー・ボルトンが夜襲を仕掛けてきます…食料、攻城兵器、馬などを燃やされてしまい、予想外の痛手に進退窮まるスタニス軍なのでした。

カースル・ブラック〈黒の城〉、壁の北側にジャイアンツベイン〈巨人殺し〉のトアマンドと共に赴き、野人達を〈黒の城〉まで連れ帰って来た総帥ジョン・スノウ。
壁の上にはジョンに代わり〈黒の城〉を預かるアリザー・ソーンの姿が…野人達の群れを見てしばらく考えるアリザーでしたが、壁の門を開き、野人達を壁の南側へ迎え入れるのでした。

ウィンターフェル城の近くに陣を構えるスタニス軍、スタニスは騎士ダヴォス・シーワースに、〈黒の城〉へ行き、王になった際には〈黒の城〉を十分守れるだけの兵士を約束する事を条件に、馬と食料を分けてもらうように総帥ジョンと交渉してくるように指示します。
〈黒の城〉への出発前、ダヴォスはスタニスの娘シリーンに、文字を教えて貰ったお礼に牡鹿の木彫り人形を贈ります。
喜ぶシリーン、戻ったらまた書物を読む手伝いをして欲しいとシリーンと約束し、ダヴォスは〈黒の城〉へと向かうのでした。

ドーン、ウォーター・ガーデンズ、ジェイミー・ラニスターと食事の席を設ける〈大公〉ドーラン・マーテル。
ドーランは、戦いを望まずラニスターとの和平を保つと宣言するも、同席していたエラリア・サンドはそれを拒絶、乾杯の盃を捨ててしまいます。
ジェイミーよりミアセラの首飾りが摂政太后サーセイの元へ送り付けられた話を聞きいたドーランは、ミアセラがジェイミーと共にキングズランディングへ戻る事を許可し、見返りとして息子トリスタンを同行させ、亡き弟オベリンの代わりに小評議会に出席させることを提案します。
ドーランの申し出を快く受けるジェイミーでしたが、一部始終を見てドーランを非難するエラリア、ドーランはこれ以上反抗すると寿命が短くなるとエラリアに警告するのでした。

エッソス大陸、ブレーヴォス、ジャクェン・フ=ガーの指示で牡蠣売り娘ラナに扮し、賭博師の暗殺に向かうアリア・スターク。
賭博師の近くまで行ったアリアでしたが、近くの船着き場にキングズランディングより到着した財務長メイス・タイレルとキングズ・ガード〈王の楯〉マーリン・トラントを見つけます。
そのまま後をつけ、メイスとマーリンが出てくるのをアイアン・バンク〈鉄の銀行〉の前で待ち伏せるアリア、その後、娼館に入ったマーリンを追って、牡蠣を持ち娼館に潜り込むアリア。
ですが、中でマーリンの様子を伺っていたところを、娼館の女将に見つかり追い出されてしまいます。
〈黒と白の館〉に戻り、ジャクエンに今日は賭博師の暗殺に失敗した事を告げるアリア、ジャクエンはアリアの様子を訝しむも、何も言わず様子を伺うのでした。

ウェスタロス大陸、ドーン、ウォーター・ガーデンズ、ドーランは反抗心を持つエラリアに対し、反逆を止めて忠誠を誓わないのであれば、すぐにでも処刑すると告げます。
エラリアは悔し涙を流し、その場でドーランへの忠誠を誓います。

ウィンターフェル城の近くに陣を構えるスタニス軍、スタニスは娘シリーンのテントを訪れ、つらい胸の内を語ります、けなげに父スタニスを励まし、自分に出来る事はないかと聞くシリーン…スタニスは意を決して一つだけあると答えるのでした…。
ダヴォスに貰った牡鹿の人形を手に兵士に連れられて広場に向かうシリーン、ですがシリーンの目に映ったのは火あぶりの処刑台と〈紅の女祭司〉メリサンドル…。
父スタニスに助けを求めるシリーン、遠くで娘シリーンの処刑を見守るスタニスとセリース…セリースは生贄を捧げないと皆飢え死にしてしまうので必要な事だとスタニスと自身に言い聞かせます。
ですがシリーンが母セリースに助けを求める声を聞いたとたん、我に返ったセリースは、娘を助けに飛び出します。
しかし時すでに遅し…スタニスは勝利の為に家族さえも捨て、自ら苦渋をなめるのでした…。

エッソス大陸、ミーリーン、大闘技大会が開かれ、招かれたデナーリス・ターガリエン、興奮する面々をよそに大闘技大会に対して批判的なデナーリスとティリオン・ラニスター。
次の試合が始まり、再びデナーリスの前に闘士として現れる騎士ジョラー・モーモント、決死の覚悟で戦いを挑むジョラー、固唾を飲み見守るデナーリスと従者の面々、一度は窮地に追い込まれるも、見事試合を勝ち抜くジョラー。
勝者としてデナーリスの前に立ち、デナーリスからの言葉を待つジョラー…しかし不意にジョラーは近くにあった槍を手に取り、デナーリス達の居る貴賓席に打ち込みます。
騒然となるデナーリス達でしたが、槍で貫かれ倒れたのは、反ターガリエンの過激派組織〈ハーピーの息子たち〉の刺客…観客席からも次々と仮面をかぶった〈ハーピーの息子たち〉の兵士が現れ、場内で暴れ出します。
〈ハーピーの息子たち〉によって殺されてゆく観客達、デナーリスと婚約したヒズダール・ゾ・ドラクもまた〈ハーピーの息子たち〉の刃に倒れてしまいます。

デナーリスの手を取り闘技場から連れ出そうとするジョラー、ですが出口は〈ハーピーの息子たち〉によって塞がれてしまい、逃げ道なく闘技場の中央へ追い込まれて行くデナーリス達。
周りを大勢の〈ハーピーの息子たち〉に取り囲まれたデナーリスは侍女ミッサンデイの手を取り、もはやここまでと観念します…その時、空から母デナーリスの危機を感じたドラゴンのドロゴンが炎を纏い現れます。
デナーリスを助けようとするドロゴン、ですがドロゴンに憶する事なく続く〈ハーピーの息子たち〉の攻撃、デナーリスは意を決してドロゴンの背に手を掛けます…ドロゴンはデナーリスを乗せ闘技場より飛び立つのでした…。