◆ Game Of Thrones ◆ 2015年4月 アメリカ

Season5 6:父の仇 Unbowed, Unbent, Unbroken

エッソス大陸、ブレーヴォスの〈黒と白の館〉、アリア・スタークは来館者の死体を拭き清めています。
拭き清めた後、死体はさらに奥の扉へ運ばれて行くのですが、その先に何があるのかを教えてはもらえないアリア。
夜、ジャクェン・フ=ガーがアリアに〈顔のゲーム〉を行い嘘を語るテストをしますが、嘘をつくたびにジャクエンに見抜かれ鞭でたたかれるアリアなのでした。

ミーリーンを目指す騎士ジョラー・モーモントとティリオン・ラニスター、石化人に襲われ船を無くした2人は、徒歩で歩みを進めています。
途中、ジョラーはティリオンにナイツ・ウォッチ〈冥夜の守人〉総帥だった父ジオー・モーモントが、反乱で部下に殺された事を知らされます。

ブレーヴォス〈黒と白の館〉、病に侵されあらゆる手を施すも、治る見込みのない娘を連れてきた父が、アリアに娘を楽にさせてくれと懇願します。
アリアは病で虚ろな娘に自分も病と戦った、あなたは父に愛されていると優しい嘘をつき、泉の水を飲ませます…遺体となって奥の部屋に運ばれた娘を愛情をもって拭き清めるアリア。

一部始終を見ていたジェクエンは、アリアをさらに奥の扉へ案内します。
扉の先には地下へと続く階段があり、その先の大きな広間にはそびえ立つ巨大な柱が…その巨大な柱には幾人もの参拝者の死に顔が安置されているのでした。
ジャクエンはアリアに、〈顔のない男〉になるには、夢と希望、愛と憎しみ全てを永遠に失うと話し、今は〈誰でもない者〉にはなれないが〈別の者〉にはなれると話すのでした。

徒歩でミーリーンを目指すジョラーとティリオンは道中で奴隷商人に見つかり拘束されてしまいます。
ティリオンはミーリーンで闘技場が再開されたと聞き、ジョラーは七王国屈指の戦士だと話し、闘技場で一攫千金のチャンスになると奴隷商人をそそのかします。

ウェスタロス大陸、キングズランディングに戻ったピーター・ベイリッシュは、武装した宗教集団〈雀〉によって変わり果てた王都を目にします。
ベイリッシュは摂政太后サーセイに、サンサ・スタークをウィンターフェルで見つけたと伝え、ボルトン家はサンサと息子ラムジーを婚姻させ北部制圧の力を強めようとし、スタニス軍はボルトン家を倒し北部を制圧しようとしていると近況を伝えます。
さらにベイリッシュは、北部総督を条件に自らの兵を出し、ボルトン軍とスタニス軍の戦いに残った方を叩くとサーセイに交渉します。

ドーン、ウォーター・ガーデンズ、トリスタン・マーテルとミアセラ・バラシオンを見守るトリスタンの父〈大公〉ドーラン。
ウェスタロス内の不穏な動きを感じる中、2人を守り抜こうと決意を固めるのでした。

ミアセラを取り戻しに来たジェイミー・ラニスターと騎士ブロンは、マーテル家の兵士に扮し、ウォーター・ガーデンズに潜り込みます。
時を同じくして、亡きオベリン・マーテルの愛人エラリア・サンドがミアセラを誘拐しようと、オベリンの娘、エリア、ナイム、オバラ、をウォーター・ガーデンズに潜り込ませます。
庭を散歩するトリスタンとミアセラを見つけ、ジェイミーがミアセラを連れ出そうとした時、オベリンの娘達が現れもみ合いになります。
騒ぎが大きくなり、ドーランの従士が兵を連れて駆け付け、ジェイミーとオベリンの娘達、そして主犯格のエラリアを拘束してしまいます。

キングズランディング、ロラス・タイレルが投獄された事により、祖母オレナ・タイレルがサーセイに釈放するように訴えに訪れますが、サーセイは正教がした事で、すぐに審問があり解放されると話し、まともに取り合おうとしません。
ハイ・スパロー〈雀聖下〉によるロラスの審問会が開かれます。
サーセイの言葉をよそに、ロラスの愛人である男娼オリヴァーの証言により、ロラスが男色家だと認定され、さらにロラスを庇ったマージェリーまで、嘘をついたとしてハイ・スパローによって拘束されてしまいます。

北部、ウィンターフェル城、ウィアウッド〈神木〉の下でラムジー・ボルトンとサンサの婚姻の儀が行われます。
婚礼の儀の後、ラムジーと共に部屋へ戻るサンサ、ラムジーはシオンに部屋に残るよに指示し、シオンの前でサンサを辱めます。
悔し涙をながしサンサを見守る事しかできないシオンなのでした…。