◆ Game Of Thrones ◆ 2011年4月 アメリカ

Season2 4:光と影 Garden of Bones 

リヴァーランド、タイウィン・ラニスター軍と対峙するキングズランディングへ進軍中のロブ・スターク軍。
スターク軍がタイウィン軍に夜襲をかけた翌日、敵味方多くが傷付き倒れた戦場で、ロブは一人のヴォランティス出身の治療者タリサ・マイギアと出会います。

スターク軍の夜襲でラニスター軍に被害が出た知らせはキングズランディングへも伝わります。
ジョフリー王はその事についてサンサ・スタークを王の広間に呼び出し、兄ロブの責任を取れと皆の前で暴行を加えます。
それを目にした〈王の手〉ティリオン・ラニスターは、ジョフリー王を制止、サンサを助け出します。

財務長ピーター・ベイリッシュは、ティリオンの指示に従い、スターク軍の捕虜となったティリオンの兄ジェイミー・ラニスターを救出する為に画策中です。
ベイリッシュは亡き王の弟レンリー・バラシオンの陣に出向き、そこに滞在しているキャトリン・スタークにラニスター家に捕虜となっているキャトリンの娘サンサとアリアの解放と、ジェイミーの解放の交換を提案します。
ロブが承知しないと断るキャトリン、ベイリッシュはさらに持参したエダードの遺骨を差し出し、今なら娘達を取り戻せると説得します…ベイリッシュの言葉に心が揺れるキャトリンなのでした。

エッソス大陸、ドスラクの民と3匹のドラゴンを連れ果てしなく続く赤い大地をひたすら進むデナーリス・ターガリエン。
水と食料が底をつきかけた時、先に町や集落を探しに出たドスラクの兵士ラカーロが、彼らを受け入れて貰える十三人組みの商人達の町クァースを見つけて戻ってきました。

さらに赤い大地を進み商人達の町クァースに辿り着いたデナーリスの一行は、十三人組の商人達の一人であるザロ・ゾアン・ダクソスによって、クァースの町に招き入て貰える事になりました。

ウェスタロス大陸、壁のある〈黒の城〉へ行く道中に、ジョフリー王の兵隊に捕らえられたアリアを含むナイツ・ウォッチの新兵達は、かつてドラゴンの炎で焼き尽くされた城ハレンホール〈ハレンの巨城〉へと連れて行かれます。
そこに連れて来られた囚人は毎朝一人ずつ選ばれては、ブラザーフッド〈旗標なき兄弟団〉の事で拷問にかけられ殺されて行きます。
「ジョフリー、サーセイ、イリーン・ペイン、ハウンド…」父エダードを殺した人々の名を呟きながら眠れぬ夜を耐え忍ぶアリアなのでした。

ある朝、とうとうジェンドリーが呼び出されてしまいます。
ジェンドリーが拷問にかけられそうになったその時、運よくタイウィン・ラニスターがリヴァーランドのタイウィン軍の陣営から〈ハレンの巨城〉に来城し、タイウィンの一声により拷問は中止となり、連れて来られた囚人達は〈ハレンの巨城〉内でそれぞれ適所での労働を課せられる事となりました。

キングズランディング、ティリオンにの元に摂政太后サーセイの使いとして従兄弟のランセル・ラニスターが訪れ、ブラックセル〈暗黒房〉に閉じ込めたメイスター〈上級学匠〉のパイセルを釈放しろと訴えてきます。
ティリオンは気の弱いランセルを上手く丸め込み、逆にサーセイへのスパイとして仕立て上げる事に成功します。

バラシオン家の領地ストームランド、とうとう兄弟同士で対峙する事になったバラシオン家の兄スタニス軍と弟レンリー軍、お互い引く事を良しとしません。
その夜、スタニスは騎士ダヴォス・シーワースに〈紅の女祭司〉メリサンドルを、レンリー軍の近くにある岬の洞窟まで運んでほしいと命令します。
怪訝に思うもスタニスの命令に従いメリサンドルを洞窟まで運ぶダヴォス、お腹に何者かを宿したメリサンドルは、呆然とするダヴォスを尻目に、その場に座り込み、その何者かを邪悪な影として産み落すのでした…。